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真空脱亜鉛システム

亜鉛メッキ鋼板から亜鉛と鉄を回収する真空脱亜鉛システム

亜鉛は主に鉄の防錆用として自動車及び家電製品などに使用されていますが、石油や天然ガスと同様に枯渇が心配されています。とりわけ、亜鉛メッキ鋼板に使われる亜鉛の量は多く、有効にリサイクルすることが非常に重要です。
当社が導入した真空脱亜鉛装置は、鉄と亜鉛の蒸気圧の差を利用した画期的な装置です。真空の炉内で亜鉛メッキ鋼板を加熱し、亜鉛だけを蒸発させて分離回収します。真空中では、物質の沸点より低い温度で亜鉛を蒸発させることができるので、省エネルギーで処理が行えます。
また、真空中で処理を行うため、鉄や亜鉛は酸化されることがなく、高純度の亜鉛を回収することが可能です。亜鉛を分離した鉄は高品質の二次加工材となり、再利用されます。

装置の特徴

⑴ 処理材の投入から払出まで全自動で24時間連続運転で操業
  技術開発により、亜鉛回収装置内に回収された亜鉛を運転中に取出しが可能です。
⑵ 亜鉛の除去能力 : 処理後材料(鋼板シュレッダー材)の亜鉛メッキ成分は0.03%以下

真空脱亜鉛装置の処理フロー

真空脱亜鉛装置の処理フロー

装置の概要
  1. ⑴ 計量器 : 自動でバスケットに亜鉛メッキ鋼板(シュレッダー材)を計量しながら投入します。
  2. ⑵ パージ室 : ワークを加熱室(常時真空)に投入する前に、ここで真空排気します。
  3. ⑶ 加熱室 : 加熱して亜鉛メッキ鋼板(シュレッダー材)から亜鉛を蒸発させます。
  4. ⑷ 亜鉛回収装置 : 蒸発した亜鉛を冷却した表面に蒸着させ、回収します。
  5. ⑸ 冷却室 : 加熱室(常時真空)から真空下で冷却室にワークを移動させた後、窒素を投入し、窒素雰囲気中で冷却します。
  6. ⑹ 炉外搬送装置 : 真空脱亜鉛装置への装入及び排出、反転機への搬送を行います。
  7. ⑺ 反転機 : 冷却が終わったワークを反転させ、脱亜鉛鋼板(シュレッダー材)を取り出します。
  8. ⑻ 真空ポンプ : 真空脱亜鉛装置の炉内を真空排気します。
  9. ⑼ 活性炭フィルター : 処理に伴う排気ガスは、活性炭フィルターを通した後に、大気中に放出されます。

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